2020年12月19日

青の王 ナルマーン年代記

『青の王 ナルマーン年代記』
著:廣嶋玲子(Kindle版)

砂漠に咲く奇跡の都ナルマーン。王宮の上空では翼をもつ魔族が飛び交い、豊かな水をたたえた池の中には魚や竜の姿をした魔族が泳ぐ。ナルマーンの王は神に選ばれ、魔族を操る力を授けられたのだ……。そんなナルマーンに住む孤児の少年ハルーンが出会ったのは、不思議な塔に閉じ込められたひとりの少女だった。ハルーンは、自分の名前も知らないというその謎めいた少女を助けて塔を脱出する。だが彼らのあとを、魔族が、そしてナルマーン軍が追いかけてきたのだ!
「BOOK」データベースより

こちらもKindle Unlimitedにておすすめに出てきたので。

とっても面白かったです!
何で文庫化していないのか不思議でなりません。
文庫化されたら絶対買うのに……!!

分類としては恐らく児童書なのだと思いますが、とにかく完成度が高くて、過不足なくキッチリまとまっています。
ハルーンもファラも屈託がなく可愛らしいし、面倒見の良いアバンザも大好きです。
幸いの虫は捻り潰したくなる程憎たらしかったですが、成長しちゃうとそれはそれで淋しかったり……(笑)
でも一番のお気に入りはカヌールです。
捨てられた時には涙ぐみそうになったほど。とっても可愛らしいんですもの!!

笑わぬ顔やその内部もとっても美しくて素敵で。
ここの件はもっともっと読みたかったです。

挿絵も美しくて、やっぱりこういう作品は紙の本で読みたいなとしみじみ思いました。

唯一気になったのは、児童書にしてはちょっと王子達の最期の描写が残酷だった事でしょうか。
個人的には清々しましたが(爆)これも時流なのでしょうか、最近の子供向けの作品はちょっと残酷描写が過剰な気がします。
一般書だったら全く問題無いレベルですけれど、児童書とかではどうなのかなと、時々思います。

ともあれこんな素敵な作品をすすめてくれたAmazonに感謝で一杯です(笑)
続編もあるようなので非常に読みたいです!!
どうかシリーズ全部文庫化して頂けませんかね……(>_<)
posted by ミクロン at 19:00 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする