2020年09月08日

シチリアを征服したクマ王国の物語

『シチリアを征服したクマ王国の物語』
著:ディーノ・ブッツァーティ/訳:天沢退二郎・増山暁子(福音館文庫)

とおいむかし、厳しい冬の飢えと寒さにたまりかねたクマたちは、すみかの暗い洞穴から出て、山をおりることにした。行く手に待ち受けるのは、残忍な大公に、ばけ猫、人食い鬼。ゆうれいもいれば、魔法使いもいる。さてはてクマたちの運命やいかに。おもしろく、やがて悲しい、クマ王国の物語。小学校中級以上。
「BOOK」データベースより

ブッツァーティは国語の教科書に載っていた『急行列車』で好きになり、何作か読んでいました。
が、こんな作品があるなんて全く知らなかったです……!!
クマ好きとしては、このタイトルで即買いです!(笑)

とにかく挿絵が可愛らしく、設定や語り口からも、ほのぼのしたお話なのかと思いきや、結末はかなりシビアで現実的。
子供の頃に読んだらきっと長く印象に残ったろうな、と思います。
あまり本を読まない子供だったので(今もあまり読まないですが)色々と勿体ないことをしたな、と時々思わずにいられません。
『小公子』といい……勿体ない!

こんな作品も書いていたのかと、意外性たっぷりの作品でした。
posted by ミクロン at 22:00 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする