2020年07月19日

天下四国シリーズ 全4冊合本版

天下四国シリーズ 全4冊合本版(『天空の翼 地上の星』・『砂の城 風の姫』・『月の都 海の果て』・『雪の王 光の剣』)
著:中村ふみ(講談社X文庫)

【天空の翼 地上の星】
天下四国―この世は、峻険たる山々に囲まれた四つの国に分かれていた。南の王国「徐」の王太子・寿白は、革命の混乱のさなかに王の証「王玉」を得たが、徐国は倒れ、寿白も体内に王玉を留めたまま姿を消す。それから十年。かつて輝くほど聡明な少年王だった男は、飛牙と名乗るすれっからしに成り果てていた。天令の那兪は、飛牙の胸に眠る王玉を天へ返すよう迫るが……。極上の中華風ファンタジー、開幕!

【砂の城 風の姫】
天下四国―それは、天から授かりし四つの国。かつては徐国の王様だったが、今やすっかり風来坊の飛牙は、天令の那兪を連れ、代々女王が治める燕国へ。そこで偶然、家出中の名跡姫・甜湘と知り合い、なりゆきで飛牙は「胤」候補にされてしまう。胤とは未来の女王たる甜湘に、子を産ませるための制度上の夫のこと。しかも飛牙の前にいたという胤ふたりは、すでに不審死を遂げているらしく……。胸躍るシリーズ第二弾!

【月の都 海の果て】
天下四国は、天が王を定める東西南北の四つの国。南に位置する「徐」の元王様・飛牙は、天に帰れなくなった天令の那兪を連れて東の国「越」へ。正王后の立場にある自らの大叔母を頼っての入国だったが、現在の王家は瀕死の王のもと、同い年の王子二人が王位争いの真っ最中で、飛牙はまんまと巻き込まれてしまう。さらに折悪しく「屍蛾」と呼ばれる暗魅の大発生が重なり、越は未曾有の危機を迎えていた……。シリーズ第三弾!

【雪の王 光の剣】
天下四国は、天が王を定める東西南北の四つの国。元は南方徐国の王だった放浪者の飛牙は、最北の駕国へ足を踏み入れた。ところが鎖国を貫く駕では宰相の汀柳簡が権勢を振るっており、国王は傀儡と化し、国の守り手の天令・思思は枷で繋がれ監禁されていた。飛牙の相棒で落ちこぼれの天令・那兪は、同砲を救うために王城へ忍び込む。一方、宰相に目をつけられた飛牙も政変に巻き込まれ……。シリーズ第四弾!

「BOOK」データベースより

以前、Amazonで“小野不由美”と検索した際に検索結果にこの作品が出てきまして。
紹介文にはさほど惹かれなかったのですが、レビュー欄で、設定が十二国記に似ている云々とあり、ずっと気になっていました。
すると先般、電子書籍の合本版が40%オフのキャンペーンがあったので、思い切って購入してみました!
以下、4冊まとめての感想です。
ちょっと酷い感想ですので、作品がお好きな方はご注意下さいませ。

確かに設定は酷似していました。
これは同じ講談社なのにどうなのかなと思いましたが、今、十二国記は新潮社へ移ったからかな、なんて邪推してみたり。

しかし設定こそアレでしたが、中身は全くの別物でした。
いわゆる貴種流離譚で、シンプルな勧善懲悪モノ。
少女漫画にしたらとてもピッタリなのでは、と思いました。

ただ私とは相性が悪かったです。久しぶりに読むのがしんどい作品でした。
先が見えてしまうストーリーに淡白な描写、記号的な登場人物達とで、残念ながら魅力を感じられませんでした。

特に地文が非常に簡素で、小説と言うよりは台本のように感じました。
ライトノベルに偏見は持っていないとは思うのですが、いかにもラノベといった感じの作品は非常に苦手でして……。
過去、『魔術師オーフェン』シリーズに挫折した経験があります。
アニメ(古い方)が大好きで買った『我が呼び声に応えよ獣』はどうにか読みましたが……続編に手を出すことはありませんでした……。
友人に勧められたあかほりさとる作品(タイトル失念しました)も全然ダメでした。
大人になったからと言って、好みや得手不得手は変わらないようですね……。

それでも甜湘や瑞英、清墨は好きです。
特に甜湘は可愛らしくって、もう少し後の作品にも登場して欲しかったな〜。

と、すっかりこれで完結と思っていましたが、さっき確認したところ、完結編が来月発売との事。
どうしよう、ここまで読んだら最後の一冊は読んでおきたいような……うーん、悩みます……。
posted by ミクロン at 22:00 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする