2020年03月31日

終わりなき夜に生れつく

『終わりなき夜に生れつく』
著:恩田陸(文春文庫)

索条痕のない窒息死体が連続で見つかった。この殺人事件に、あの男は関与しているのか。雑誌記者が、あとを追う。特殊能力を持つ者たちが覇権を争う「途鎖国」でやがて犯罪者の王として君臨する神山が、闇に目覚める瞬間を描く(表題作)。傑作ダーク・ファンタジー『夜の底は柔らかな幻』へと続く鮮烈な作品集。
「BOOK」データベースより

『夜の底は柔らかな幻』の前日譚にあたる短編集。
面白かったです!
読了後は思わず『夜の底は柔らかな幻』を読み返した程です。
ちょっと設定が変わったような印象も受けましたが気になるほどでもなく。

やっぱり軍勇司は良いキャラですね〜。ますます好きになりました。

葛城はちょっと……と言うか、かなり本編と印象が違いました。今作だととっても素敵でビックリ。
やっぱりイロの副作用で変調をきたしたのでしょうかね。とてもあれ程執着するようなタイプとは思えない。
あと、藤代有一との関係がイマイチぼんやりしたままだったのは残念。
本編でもさほど重要な関係とは思えませんでしたし、そもそも本編では藤代有一は名前しか出てなかったような……。
この辺りでもう一話あると嬉しいです。

本編では謎に包まれたままだった神山は、案外普通の印象……(爆)
でも得体の知れない感じは本編同様で、もうちょっと詳しく読みたいところでした。

いつか後日譚も書いて頂きたいところ……ギンナンのその後が気になって仕方ないのです、はい。
posted by ミクロン at 21:00 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする