2019年12月30日

ターミネーター:ニュー・フェイト

“正統な続編”と言われる今作。
『T2』以後、『T3』、『T4』、『TG』そして『TSCC』と追ってきた者にとっては非常に複雑かつ期待せざるを得ない作品でした。

『T1』、『T2』は本当に大好き!!
『T3』はまずまず悪くなかったと思うんです。結局運命は変えられなかったのか、という悲しさはありましたが、それなら物語としては大きな矛盾は生じないですし。
『T4』は若いカイルが登場したりしてそれなりに面白かったですし、『TSCC』も単体の作品としてはなかなか面白かったのですが、どちらも特にターミネーターシリーズでなくとも良いようなテーマだったというか、ちょっと『T1』と『T2』ズレているような感じがして……。
『TG』はリブートでしたので、続編にはカウントせず。でも『T2』以降では一番面白かったです(^^;)
そんなこんなでハラハラしながら観に行きました。

良くも悪くも確かに続編であり、そして完結編だなと思いました。
願っていた未来とは全然違ったけれど。

ほぼ『T1』を踏襲した内容ですが、そこにきちんと重さと深みがあったのは、やはりサラの存在でしょう。
今作の主人公はサラ・コナーと言っても過言ではない気がします。
『T2』の時の張り詰めた感じはなく、角がとれて、どこかサッパリした印象だったのは、ジョンを喪ったからか、とりあえずは審判の日を回避出来たからなのか。本当にますますカッコイイ。
けれど、そんな彼女の言葉の一つ一つには深い悲しみもあって、胸が痛みました。
ジョンの写真1枚さえ残っていない、との台詞には涙、涙……。
そしてちょっと『タイタニック』を見たくなりました(笑)

問題はT-800。
……必要だったかな??
いや、勿論“ターミネーター”と言えばシュワちゃんなので、絶対に必要な登場人物(サイボーグ)なんですけれど!
ストーリーとしてちょっと必要性が低かったと言いますか。
ジョンを殺害したT-800ではなく、未来の誰か(例えばダニーとか)が送り込んできたT-800だった方が面白かったような。
中途半端に強化された人間(グレース)より、その方がシンプルだし、と思ったり。
しかしT-800が任務遂行後、ずっと学習を続けていたというのは、『T2』でジョンにアレコレ教わる姿を彷彿としてしまって、ちょっと胸に刺さりました。
どうでもいい話ですが、彼の名前、カールじゃなくてボブが良かったな。ボブおじさん。個体は違いますけれども。

シリーズ全体を通して思うのは、T-1000を超える敵はいなかった、という事でしょうか。
T-800は主人公格なので別として、T-1000の液体金属は今見ても凄いですし、後の作品を見ても、性能は凄くてもT-1000以上のインパクトを持つターミネーターはいません。
敵方が魅力的でないと、やっぱり物足りないです。

この作品を見て、このターミネーターシリーズはサラの物語だったんだな、と改めて納得しました。
T-800でもジョンでもなく、サラがあってこそ。
いつか彼女が安らかに暮らせる未来を願っていたのですが、どうやらその日はまだ当分来ないようなのが、ただただ悲しく切ないです。

とっても感慨深い作品でした。
『T1』、『T2』と、続けて観たくなりました。そしていつか『T2』を劇場で観たみたいなぁ。
posted by ミクロン at 02:00 | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする