2019年09月28日

忘却城 鬼帝女の涙

『忘却城 鬼帝女の涙』
著:鈴森琴(創元推理文庫)

死者を蘇らせる術で発展した亀珈王国。名付け師が居を構える霊昇山に、死者の代弁機関、夢無鵡予言院から使者が訪れる。二十四大鬼の一体に不穏な動きがあり、退魔を要請したいというのだ。名乗りをあげたのは百人の御子のひとり、才はあるが病弱な千魘神だった。同行するのは、牢から放たれ、霊昇山に身を寄せる王族殺しの大罪人・曇龍。果たして大鬼退治は成功するのか。
「BOOK」データベースより

早くも続編です。
本屋で見つけた時は目を疑いました。
元々準備してあったのか、速筆なのか。いずれにせよちょっと早過ぎでは……!?
読者としては大変有り難い限りですが。

前作と遜色なく面白かったです!
非常に読み易くなった分、完成度がより高くなったように感じました。

相変わらず私のツボにハマるおどろおどろしさ。
忘却城に、稀に生きている人間の真名の碑が立っている、とか、自発的に亀裂に飛び込むとか。
本当に薄気味悪さがツボ過ぎです。
ニヤニヤしながら読みました(爆)

てっきり主人公は前作に引き続き儒艮かと思いきや、曇龍でした。
曇龍はちょっぴり苦手だったんだよなーと思いつつ読みましたが、ようやく背景が明かされて、内面を理解する事ができ、手のひら返してとても好きになりました。
舞蒐は前作より更に親しみ易い雰囲気に。
魘神はとっても可愛いですね〜!
もう完全に今作のヒロインは彼ですね(笑)
皆幸せになって欲しい、と願わずにはいられないです。
今回は人物が皆活き活きしていて、誰も彼もがとっても素敵でした。
って、百人の御子って、もしかして全員『鬼』の字が入るんですかね!?
魍千と魎千は、パッと見、混同する事がしばしば……(^^;)

そして二十四大鬼討伐。
こうなると、やはり他の大鬼も討伐してみて欲しいです。どんななのかが気になります。そして全部討伐出来たらどうなるのかな。
でも討伐してしまうのも何だか哀れで、ちょっと複雑です。
救済も出来るといいのでしょうけれど……。
酷ですが、金魚小僧にあれこれ聞いてみて欲しい気もします。

夢無鵡予言院の方も気になります。
死者について、もう少し詳しく知りたいところです。
一度は忘却城へ辿り着いたのだから、忘却城がどんな所だったのか、何があるのか、とか。
そもそも忘却城そのものを誰が建てたのか……!
ああでも、忘却城では眠っているらしいから覚えてないのかな〜。
その辺りもいずれ読んでみたいです♪

このままシリーズ化される事を願っています!
posted by ミクロン at 03:00 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする