2017年11月02日

ロボット・イン・ザ・ガーデン

『ロボット・イン・ザ・ガーデン』
著:デボラ・インストール
訳:松原葉子

AI(人工知能)の開発が進み、家事や仕事に就くアンドロイドが日々モデルチェンジする近未来のイギリス南部の村。弁護士として活躍する妻エイミーとは対照的に、親から譲り受けた家で漫然と過ごす三四歳のベン。そんな夫に妻は苛立ち夫婦は崩壊寸前。ある朝、ベンは自宅の庭で壊れかけた旧型ロボットのタングを発見。他のアンドロイドにはない「何か」をタングに感じたベンは、作り主を探そうと、アメリカへ。中年ダメ男とぽんこつ男の子ロボットの珍道中が始まった……。タングの愛らしさに世界中が虜になった、抱きしめたいほどかわいくて切ない物語。
「BOOK」データベースより


完全に、表紙と設定に騙された作品でした(爆)
以下、ちょっと酷い感じです。ごめんなさい!

タングの可愛らしさは十二分に解るのですが、特筆すべきはその可愛らしさだけでした。

大筋は、タングがどこから来たのかを探す旅なのですが、先を予想したくなるような謎もワクワクも無く、淡々と進むロードムービー。
どのエピソードも目新しさに欠け、どこかで読んだ(観た)事のあるような展開が続き、ようやくタングと製作者が再会するものの、やっぱり意外性のない展開で、長い無駄足を見せつけられた気分になりました。

旅から帰った後は、主人公夫婦のドラマへと変遷。
主人公の奥さんであるエイミーは、アメリカの作品らしい(と言っては偏見になりますが)女性像で心底うんざり。
でも、結構酷い事してたりするのに、結局エイミーの都合の良い形のハッピーエンドになってしまったのにも、モヤモヤ。
タングとエイミー、どちらかに焦点を当てて掘り下げた方が面白くなったように感じました。
SFとしても、ヒューマンドラマとしても、どうにも中途半端な印象です。
タングは本当に可愛いんですけれどねぇ。

まだまだ本を見る目が養われていないなと、思い知らされた作品でした。
posted by ミクロン at 22:00 | Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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