2020年11月24日

王都の落伍者−ソナンと空人1−

『王都の落伍者−ソナンと空人1−』
著:沢村凜(新潮文庫)

名将軍のひとり息子として生を享けながら、退廃した生活に甘んじる青年・ソナン。自らの悪事が発端で死に瀕するが、朱く長い髪をもつ神・空鬼のたった一度の気まぐれで、名も知らぬ異国へと落とされる。しかし、その地・弓貴では古来からの統治者が反逆者に追いつめられ、全員で討ち死にしようとしていた――。終わったはずの人生から物語が動き出す。執筆4年、1800枚の傑作ファンタジー。
「BOOK」データベースより

随分前に『黄金の王 白銀の王』を読んで以来、ずっと気になっていた作家さん。
本屋で平積みになっているのを見掛けて、ファンタジー作品という事で思わず購入。でも慎重に1巻だけ。

全4巻との事なので、1巻目は恐らく導入部と思われました。
空人の周りの地固めが完了し、次巻以降からどういった方向へ向かうのかが描かれるのかと思われました。
なので2巻を読まねば何とも言えない感じです。

弓貴の雰囲気はとても静謐で美しくて素敵です。
ただ、空人の元の国(世界?)も今後絡んできて欲しいところ。
ナーツの家族がどうなったかも気になりますし、何より空人自身があまりに中途半端でしたので……。

七の姫がどういう人物かとか、星人の動向も気になりはするのですが……ちょっと2巻を買うのは考え中です。
posted by ミクロン at 22:00 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月14日

無貌の神

『無貌の神』
著:恒川光太郎(角川文庫)

この世ならざる和風情緒が漂う表題作ほか、流罪人に青天狗の仮面を届けた男が耳にした後日談、死神に魅入られた少女による七十七人殺しの顛末、人語を話す囚われの獣の数奇な運命…暴力と不条理にあふれた世界に生きるやるせなさを幻想的にあぶり出す、大人のための暗黒童話全六篇!
「BOOK」データベースより

久しぶりの恒川光太郎作品です。
『金色機械』を読んだ際に、もう作家買いはしなくて良いかと、しばらく離れていたのですが、今回タイトルに惹かれて購入してみました。
思っていた以上にどの作品も面白かったです!
何作か感想を。

『無貌の神』
表題作はいつもの恒川氏らしい作品。
委細は分からないけれど、妙に説得力がある世界観。
神の屍体がとても美味しそうで……私もきっと食べてしまって、帰れなくなるタイプだろうなと思いました。

『死神と旅する少女』
お話としてはこれが一番面白かったです。
残酷さと希望がキッチリ絡んでいて、正に禍福は糾える縄の如しといったところ。
読後には時影を“死神”と称していいものか悩んでしまいました。

『カイムルとラートリー』
個人的に非常にツボに入った作品でした。
カイムルが哀れだけれど可愛くて可愛くて……!!
「オレ オマエ トモダチ」的な、片言で話す生き物が大好きでして(^^;)
ストーリーはありふれた印象ですが、カイムルとラートリー、二人に共通する聡明さと孤独と悲しみが、古典を読んでいるような美しさを感じました。

* * * * *

読後、何となく寂寥感が残るのが恒川作品の特徴だと思っていますが、今作もまた然り。この読後感がとても好きです。
やっぱり作家買いを再開しようかな。
posted by ミクロン at 20:00 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月01日

ちはやふる 45巻

クイーン戦、ここから一気に千早が連勝するのか結果はまだ見えませんが、初心に戻って持っているもの全て出し切る勢い。
名人戦は周防名人が本気になりそうな気配でこれまた結果は見えない感じ。

これまでの経験全部で戦っているのに引き込まれました。
もう、誰が勝っても良いなって思えるほど濃〜い流れで胸が一杯です。

ホント、5巻位まとめ読みしたいです……!!
posted by ミクロン at 23:00 | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする